ネット上の情報によると、L-システインが酔い対策や二日酔い対策に良いらしい。
本当・・・?L-システインというと、シミやそばかす対策商品に含まれている印象がありますが、果たして真相は??
結論から言ってしまうと、L-システインは飲酒対策として有効です。事実、医薬品として「二日酔い」に対する効果効能を謳っている商品も複数存在しますので。
なぜ、L-システインが有効なのか?摂取するにはどういった方法があるのか?また注意点もあるので、最後に紹介します!
アルコールを分解する酵素の活性化
L-システインはアルコールを分解する酵素、以下2つを活性化します。
- アルコール脱水素酵素(ADH)
- アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)
ご存知かもしれませんが、アルコール(=エタノール)は体内に入ると、以下の通り代謝されます。
- アルコール
- アセトアルデヒド
- 酢酸
- 水+二酸化炭素
各代謝過程で働く酵素は
- 1→2の過程で働くのがアルコール脱水素酵素(ADH)
- 2→3の過程で働くのがアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)
酢酸は無害なので、いかに「3」の状態まで短時間で持っていけるかが、二日酔いや顔が赤くなることへの重要な対策となるのです。
そして、L-システインはアルコール脱水素酵素(ADH)およびアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)を活性化させる作用があり、有害なアセトアルデヒドを代謝を促進するので、飲酒に関する様々なトラブル対策となるのです。
アセトアルデヒドの無害化
上記の酵素活性化だけでなく、L-システインにはアセトアルデヒドに直接反応し無毒化する作用もあります。
効果を介した間接的サポートだけでなく、直接的に有害物質にアプローチできるのです。
LシスチンとLシステインは違う?
酸化型なのか還元型なのかの違いです。L-システインが酸化されるとL-シスチンになります。体内で変換されるので、効果に大きな違いはありません。
Lシステインを含むサプリ/医薬品とは?
L-システインを配合できるのは、日本ではサプリではなく医薬品扱いになります。L-システインを含む商品で有名なモノを3つ紹介したいと思います。
SIMIホワイト
かなり新しめの商品。完全に女性向けですが、敢えて中年以降の男性にお勧めしたい。
やっぱり肌が綺麗な男は、若い女性からも人気が高いです。女子社員から人気のある男性上司って、身なりも綺麗ですがお肌も綺麗ではありませんか・・?
一般的には女性用商品としてのみ認知されていますが、実は
モテる中年男性は、影で人には言わない対策をしているのですよ。
ハイチオールCプラス
お馴染みハイチオールCです。ニキビや肌トラブルに使用するイメージが先行していますが・・・
効果効能にきちんと「二日酔」と表記されていることがわかります。知名度抜群で、身近で安心な商品です。
ナウフーズL-システイン
海外直送品。海外商品の為、サプリメントではありますが「L-システイン」が配合されています。しかも、1粒当たり500mgの超多量配合・・・!!
アメリカンな商品で粒が大きく、カプセルが苦手な方には向いていません。しかしコスパは最強クラスです。
L-システインの過剰摂取には注意
東京大学が発表した研究結果。L-システインの過剰摂取はインスリンの分泌に悪い影響を与える可能性があると・・・。
インスリンというと血糖値を調整するホルモンですね。。適度の摂る分にはOKですが、過剰摂取には十分ご注意下さい。