お酒に酔わないようにするには、お酒の選び方も大事ですがおつまみの種類も重要なポイントになります。

 

体質にもよりますが、例え弱いお酒でも何も食べずに飲むと酔ってしまいます。そのため、飲む前や飲んでいる時には必ずおつまみも一緒に摂るのが鉄則です。

 

おつまみ選びを工夫することによって、同じお酒を飲んでいても酔いづらくなることがあります。酔わないおつまみを攻略できれば、お酒の席もぐんと楽しくなるので、しっかり覚えておきましょう。

 

ポイントは「高タンパク」な食品・素材であることです。

酔わないおつまみの鉄板:乳製品

乳製品は胃を保護してくれる働きと同時に膜を張り、アルコールの吸収をゆるやかにしてくれます。同じアルコール量を摂取しするにした場合でも、吸収スピード次第で酔いやすい・酔いにくいは変わってきますよね??

 

乳製品の中でもチーズは、肝臓をサポートしアルコールの分解を促進する効果が期待できます。アルコールが早く分解されれば排出も早くなりますから、酔いを防ぐのに効果的です。

 

チーズの種類は特に指定はありませんが、できれば固形のものが望ましいです。溶けるタイプのチーズを使ったおつまみは美味しいですが、その代わり油分によって気持ち悪くなる可能性があります。

 

また、ゴルゴンゾーラなど普段食べ慣れていないものだと胃が受け付けないこともあるので、さっぱり系で食べやすいものを選んでください。

肝機能サポート:貝類や頭足類(イカやタコ)

こういった魚介類のおつまみにはタウリンが豊富に含まれています。タウリンというのは肝臓の解毒能力を強化する働きがあるので、アルコール障害に効果的だと言われています。

 

さらに、高血圧を予防し、血圧をコントロールしてくれます。アルコールを摂取すると、血圧が急激に上昇しますから、顔の赤みや火照り、動悸がする方には積極的に食べるといいですね。

 

食べ方としては生で食べるのが理想的ですが、乾物にもタウリンは含まれています。あたりめなど硬いおつまみはよく噛んで食べるので、唾液の分泌によってより酔わない効果が期待できます。

 

また、貝類でも「しじみ」や「あさり」にはオルニチンが豊富に含まれています(特にしじみには)オルニチンは、オルニチンサイクルという肝臓の解毒機能をサポートする成分で、アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドの無害化をサポートします。

 

よって、悪酔い対策や、二日酔い対策にも有効な食べ物と言えます。

お腹に溜まらりにくい:枝豆

お酒を飲むと食べられなくなると言う人は是非。付きだしとして提供されることが多い枝豆は、最初はみんなこぞって食べますが、他のおつまみが出てくるとほっとかれがちですよね(笑)

 

そこがチャンスです!(笑)

 

枝豆にはお酒に酔いにくくする成分がたっぷり!枝豆に含まれるビタミンB1は、アルコールの代謝を促す働きがあり、さらに糖質を分解する酵素をサポートしてくれます。

 

さらに、肝機能を高めるコリンや、血中の水分量をコントロールするカリウムも豊富に含まれています。ビールのお供というだけではなく、酔いたくない方は積極的に、最後まで枝豆を食べ続けるのが最適解!!

肉系のおつまみ:鳥のささみ

お肉系であれば、鳥のささみがベストチョイスでしょう。

 

鳥のササミチーズフライやバンバンジーなど、鳥のささみのお料理はいろいろありますね。

 

鳥のささみは高タンパク低カロリーの代表格ですが、タンパク質がアルコールの吸収を遅くしてくれる働きと代謝を促進する働きがあります。アルコールの吸収が早いと、その分早く酔いが回ってしまいます。

 

度数の低いお酒であっても、吸収率によって酔い方は変わるので、吸収を遅くすることは酔わないための大切なポイントです。さらに代謝を促進することでアルコールも分解されやすくなり、酔いづらくなります。

 

お酒に弱い体質の方は、最初に鳥のささみを使ったおつまみを食べるようにするといいでしょう。ちなみに、高タンパク低カロリーの食品は豆腐や厚揚げなど大豆を使ったものもあるので、お好みでチョイスしてください。

大穴:唐揚げ・ポテトフライ

意外かもしれませんね??どちらも油分が多いおつまみですが、油分というのは吸収率が悪いので胃に長く留まります。酔わないために食べておくのがおすすめのおつまみです。

 

胃に内容物が滞留すると、コレシストキニンという消化管ホルモンが作用して、胃の出口が閉められてしまうのです。つまり胃の中は密室状態になるので、摂取したものが攪拌されてアルコール分の吸収率も低下します。

 

ダイエット中であれば、オリーブオイルを使った料理やサラダのドレッシングで油分を摂取するといいですね。タコやあさりを使ったアヒージョなどは、オリーブオイルの良質な油分とタウリンを同時に摂取できるのでおすすめです。

 

ただし油分を多く摂りすぎると気持ち悪くなる方は、自分の体と相談しながら料理を選んでください。

酔わない食べ物まとめ

おつまみというのは、みんなで食べるのが一般的なので、遠慮していると食べそびれてしまうこともあるでしょう。

 

ですが、お酒に酔わないためには胃の中にしっかり食べ物を入れておくことが重要です。胃が空っぽの状態では、当然ですがアルコールがそのまま吸収されてしまうので、すぐに酔ってしまうかもしれません。

 

ここでは紹介していませんが、ご飯類なら胃に貯まるので、少量でも酔いを防ぐ効果が期待できます。

特に飲み始めは周りに遠慮せず、どんどんおつまみを食べるようにした方が良いです♩